無難な服を着て社会に溶け込むのは、非常に大切なスキルです。
シーンに自分を合わせることが出来るということは、社会性が身についていると言う証拠でもあります。
場違いな服装ほど恥ずかしいものはありません。
しかし、遊びや個人的なお買い物など、ファッションを楽しむべき状況でも無難に、可も不可もない服装をしていては、せっかくの自分を生かしきれていない、もったいないと思います。
ここぞとばかりに自由に洋服を選び、楽しみましょう。
また、そう言ったチャンスで自分を見つめなおすことが、発見や開拓にもつながることもあります。
チャレンジはしてみて損はありません。
あえて普段入らないお店に行ってみるのも面白いです。
普段なら絶対に手にしないアイテムを見つけられるかも知れません。
もしかしたら、好きではない色が、自分にはよく似合うものかも知れないからです。
好きな色が似合うとは限らないのと同じで、自分がなりたい自分が、今の自分とは全くそぐわないものかもしれない、と言う理由から、洋服のジャンルや色、テイストの開拓が、まだしっくり来ていないこともままあるのです。
ファッションは、理想の追求ではあるのですが、ストイックに自分を変えることが喜びにつながるとも言い切れないのが現実です。
今の自分が似合う服を、別な視点から見つけ出すためには、もってこいの方法です。
ファッションを楽しむ上で知っていて損はないのはフリーマーケットの開催情報です。
時間が許すならお近くの開催情報を調べ、ぜひとも一度は足を運んでみてください。
都心部の有名どころは代々木公園や明治公園でしょう。
公園以外でも、地方都市横浜駅など、駅直結の駅ビルの屋上や、電車に揺られずとも地域の商店街など、フリーマーケットはさまざまなところで開催されています。
アパレルの販売員さんが出店していることも多々あります。
自分の好みのファッションの出店者さんを見つけたらラッキーです。
商品を選びつつ、着こなしのコツなども聞いてしまいましょう。
好みの服を購入することができるのはもちろん、雑誌などメディアからは得られない生の実践的な情報までも得ることができます。
そして、そんなおしゃべりの合間にも値段交渉をよどみなくさしはさみましょう。
「フリー」な「マーケット」ですから当然、商品の値段設定は、出店者との交渉によって自由に揺れ動きます。
自分がどのくらいその商品を欲しいのか、自分で推し量ることもできるでしょう。
(それを出店者に伝えることで価格を下げてもらえることも無きにしも非ずです。
価格は、互いの感情によっても揺れ動くのです。
)フリーマーケットでのやりとりは、ただの消費の枠に収まらない、ファッションの楽しみを教えてくれるはずです。
2021/1/20 更新